4月17日【日経225先物】売買結果
こんにちは、【日経225COM】の金子です。
ところで、世の中には様々なトレード手法・プランがありますが、
それらを上手に使うための“ちょっとしたコツ”をご存知ですか?
はじめに質問ですが、あなたが本などを読んで、
新しいトレードプランを実戦に使用するときはどんな時でしょうか。
こんな答えがスグに返ってくると思います。
「それは決まっていますよ。
そのトレード手法の有効性をしっかりと吟味して、
そして何よりも検証を入念にしてこれは行けると思ってから、
購入したり、実戦での利用開始をしますよ。」
この行動パターン、大変すばらしいと思いますが、
実はとんでもない落とし穴があるのです。
もちろん、トレードのロジック(理屈)を理解していないのに、
単に過去に利益が出ているようだから・・・、というのでは話になりません。。
結果だけを何十年前まで遡って見せられても、
「正体不明」のトレード手法に自分の大切な財産を任せることができませんよね。
それはまあ当然として、
新しいプランを試すときの“コツ”について。
これからお話することは私が散々経験してきたことですから、紛れもない真実です。
私もご多分にもれず、一生懸命検証をして、
あるいは各種プランの「過去データ」を精査していざ実戦に挑みました。。
わたしのいつものパターンはこうでした・・(↓)。
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「あれだけ検証結果が良かったんだから、
多少の損切りは我慢してプラン通りに淡々とやって行こう。」
↓(しばらく真面目に実行)
「あれ、おかしいな~。やけに損切りが目立つぞ。
まあ、ここはあせらずもう少し我慢、我慢。」
↓(さらに継続)
「何だよ~、利食いは少しで、損切りばっかりじゃん!
こんなのやってられない、もうヤメタ!!」
↓(それでも気になって結果だけはチェック)
「おい、おい、俺のやっていない時だけ何で儲かるんだ?!」
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こんな経験をされた方は、おそらく私だけではないでしょう。
何故こんな現象が起こるのでしょうか。
それは、
「相場にはリズムがあるからです。」
ちょっと日経先物の日足チャートをご覧になっていただけないでしょうか。
明らかな特徴がありますよね。
・1月は『日中に大きな値動きが目だった』上昇相場
・2月は『安いところを買っていれば』利益確定できる上昇相場
・3月はチャイナショックの影響で『ギャップ(窓空け)の激しい』往来相場
ざっと見ただけでそれぞれが異なるのはいうまでもありません。
では、そういった相場すべてにピッタリあてはまる売買プランなどあるのでしょうか。
そうです、あるはずがないんです。
というよりも、ピタリそのプランにあてはまる相場のあとには、
必ずといっていいほど相場つきが変化します。
このときが一番危険なのです!
新しいトレードプランの購入や実行は、事前に充分な検証を行います。
「よし、これだけ儲かるならやってみよう!」
と思った時は、往々にしてプランの好調のピークである可能が高いのです。
つまり相場つきが合わない時期に入る可能性があるということです。
ですから以前の私のように、
『実戦に移った時に限って、いつも儲からない』
ということになってしまうのです。
そうならない為には、プランの特徴と内容をよく理解して、
ある程度の期間(3ヶ月程度)はしっかりと継続する必要があります。
その為には「資金管理」が重要になってきますが、
それはまた、明日にでもお話しますね。
今日は、
「相場のリズムとトレード手法のかみ合わせ」
についてでした。
これが狂うことを前提にトレードを行うことも、
実は大切なことなのです。
それでは失礼します。
金子